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愛知の石場建て


[2016年12月竣工:木造平屋/床面積102.0㎡] >>> 愛知の石場建て(記録)     

石場建て 木組み 土壁 の家。

お施主様のご要望は、瓦葺きの屋根、柱梁現しの真壁、大工の手刻みによる木組み・土壁で作る 伝統工法の民家。
しなやかな木組みと、粘り強い土壁を生かす為、足元は石場建てとし、構造の連続性を持たせた。

石場建てとは、土台を敷いて柱を立てるのではなく、礎石の上に柱を立てる工法。アンカーボルト固定もなく、建物は地震時に自由に動く。
田の字の平面に、五寸の通し柱が11本、主要な通りは八寸の差鴨居と足固めで差固めた。
接合部は、木のめり込み生かした 差し物や渡り顎 など伝統的な仕口で、筋交いや金物は使用していない。
建築基準法の仕様規定を満たしていない為、限界耐力計算を用い、極稀地震時には安全限界変形角1/20以下とした。

伝統工法(真壁)の優れている点は、柱や梁や足元の構造が現しである為、構造は空気に触れて長持ちし、維持管理が容易である事。
また、表面だけでなく内部まで(設備機器やサッシ等を除く) 木と土と石などの素材 だけからなり、真に自然に従った建物である事。
現在、古民家と言われる伝統的な建物と同じ構造であり、時間によって磨かれ深みを増し、100年後200年後には、本物の民家となる建物である。


足元は開放して風を流す。耐久性は、白蟻にも耐えてきた古民家が証明している。


柱や梁がすべて現しの中外真壁は、構造の点検・修理が簡単。家を長持ちさせるには、強さよりも維持管理ができる事の方が大切です。


妻壁の一階部分は、雨侵入防止の為、板貼り。壁は無断熱。


表面だけでなく、内部から自然の素材で作られた家は、時間とともに深みを増す。汚れるのではなく、古くなる。


外周部は差し鴨居が回り、真壁の仕上げは漆喰塗り、腰は洗い出し。


床下は、ご覧の通り抜けている。柱は石の上に建っている、固定していないので、地震時には自由に動いて地震力を逃がす。
















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