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茅葺き解体


 先日、私の暮らす錦織地区に残っていた三つの茅(草)葺きの内、一つが解体されることとなり、忘れないよう写真を撮らせて頂きました。
 


江戸の終わりか明治の初めの頃だと思います、当時の古材で作られた35坪程の平屋の茅葺き。

下の写真は、戦前の昭和17年(1942年)の錦織地区の全景写真。
今から78年前(江戸時代が終わって75年後)でも、この地域は半分以上が茅葺きの家だったんですね。川向うの街道のある街並みの家は、ほとんど瓦のようです。点々と建っている山間部の農家では、火が燃え移る恐れも少なく、台風被害も少なかったのか、多く残ったのでしょうね。

そして何より、この家も冬の農散期に集落の皆で作られたんだと思いますが、素材が容易に手に入り、誰でも家作りに協力できるので、作りやすかったのでしょうね。






茅葺きの解体は初めて見ましたが、生き物が無秩序に壊されているような、ちょっとしんどかったです。


























夕方に、お願いして小屋裏に入らせてもらいました。
当たり前ですが、100年以上昔に、細い丸太と、竹と、萱(草と)と、藁縄、だけで作られています。




今の家は、元に戻す方法を知らないのに自然を壊してしまい、将来還る場所のない物で作る。
昔の家は、自然の一部を借りて作り、役目を終えたら自然に還る。

この家が建てられていた頃と100年も違わないのに、土俵が違いすぎますね。

昔の家作りは、自然に従い、未来(今)に大切なものを引き継いでくれてたんです。
今の家作りは、自然に逆らい、短命な快適性を求め、未来にゴミを残します。












 
もし、こんな家を残したいといわれたら、僕には住む人の命を守り、家を残す技術があるかというと今は自信がありませんが・・・。
早く、未来に大切なものを引き継げる仕事が、できるようになりたいです。


 
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